
「子どもが小さいうちは、なるべく家計を助けながらも、家庭を優先したい…」
この記事では、
『扶養内でどんな仕事があるのか』と『自分に合った働き方の見つけ方』がわかります。
「扶養内で働きたい」と考えるママはとても多いと思います。
特に子どもが小さいうちは、フルタイムや残業のある仕事は難しいと感じて当然です。
また、税金や保険の面での「扶養の壁」も、働き方を考えるうえで無視できないポイントです。
ここで押さえておきたいのが、主に2つの扶養の壁です。
- 【103万円の壁】:所得税がかからない上限
- 【130万円の壁】:社会保険に加入しないための上限
これらを超えると手取りが減ったり、扶養を外れることで保険料の負担が増える可能性があります。
そのため「扶養内に収めたい」と考えるのはとても現実的な選択です。
ただし、だからといって「仕事が限られる」「時給が安い」と諦める必要はありません。
最近では、扶養内でも働きやすい環境を整えた職場も増えています。
パートや時短だけでなく、在宅ワークや派遣など、意外と選択肢があることを知ってもらえたらと思います。
具体的にどんな仕事があるのかをご紹介していきます。
この記事を書いた人


こはる
転職成功ママブロガー
- 育児と両立しながら、30代で正社員転職に成功
- 3社のエージェントを使い、自分に合った働き方を実現
- ブランク・不安・迷い…全部経験済みだからこそ伝えたい
今の私が、数ヶ月後のあなたになるかもしれません。
扶養内で働ける仕事の種類と特徴
扶養内で働くことを前提に仕事を探すと、意外にも多くの選択肢があることに気づきます。
短時間・週数日勤務でOK、未経験でも始めやすいといった特徴を持つ仕事が多く、ママたちにとって取り組みやすいものばかりです。
以下に、代表的な扶養内勤務可能な仕事をいくつか紹介します。
主な扶養内で働ける仕事の例
- 事務パート(データ入力・経理補助など)
- 医療事務(受付・会計・カルテ管理など)
- 保育補助(保育士のサポート)
- 販売・接客(スーパー・ドラッグストア・コンビニなど)
- 在宅ワーク(ライティング・デザイン・カスタマーサポートなど)
これらの仕事の共通点は「週20時間未満」「シフト相談がしやすい」「家庭との両立がしやすい」といった柔軟性の高さにあります。
特に最近は、在宅ワークの選択肢も広がっており、外に出なくても仕事ができる環境が整いつつあります。
ただし、勤務時間が短い分、時給や仕事量によっては扶養内に収めるための調整が必要になることもあります。
職場によっては『103万円以内にしたいです』といった相談にも柔軟に対応してくれるところもあるため、事前の確認が大切です。
「思っていたよりも選べる仕事がある」という前向きな気持ちを持てることが、仕事探しの第一歩になります。
そうした仕事の中からどうやって自分に合ったものを見つけるか、探し方のコツをお伝えします。
時間と場所が制限される中での仕事探しのコツ
扶養内で働きたいママにとって、時間と場所の制限は避けられない現実です。
ですが、その制約の中でも「自分に合った仕事」に出会うコツがあります。
まず最初に意識してほしいのが、「条件の優先順位を明確にする」こと。
たとえば以下のように、自分にとって何を譲れないかを整理しておくと、求人を比較するときの軸ができます。
- 子どもの送迎があるので『9時〜15時』が理想
- 週2〜3日勤務にしたい
- 在宅ワークで通勤をなくしたい
- 職場の雰囲気や理解のある環境を重視したい
- スキルアップよりも生活とのバランスを大切にしたい
次に重要なのが、「条件に合う仕事がどこにあるか」を知ることです。
実際、ハローワークだけでなく、最近はママ向け求人に特化した転職サイトやエージェントも増えてきています。
たとえば、
- 扶養内や時短勤務OKの求人に強い「ママワークス」
- 未経験でも応募しやすい求人を紹介してくれる「キャリアスタート」
- 幅広い選択肢がある「doda」など
目的に応じて複数を併用するのも有効です。
また、在宅ワークに興味がある場合はクラウドソーシングも選択肢の一つ。
クラウドソーシングとは、自宅にいながらネット上で仕事を受けられる仕組みです。
子どもが寝ている間やお昼寝の時間など、細切れ時間でも作業できる案件もあります。
「時間がないから無理」と決めつけず、まずは探してみることで新たな可能性に出会えるかもしれません。



私も初めて求人サイトを見たとき、「思っていたより選択肢がある!」と驚きました。
小さな一歩でも、行動してみることで見える景色は変わると思います。
忙しいママのための仕事探しのチェックリスト
時間も心にも余裕がないとき、何から始めればいいのか迷ってしまいますよね。
そんなときに役立つのが、自分の希望や条件を整理できるチェックリストです。
以下に、扶養内で働きたいママ向けに「仕事探しの軸」が明確になるような項目をまとめてみました。
【仕事探しのチェックリスト】
- 勤務可能な曜日・時間帯を把握している
- 子どもの預け先・送迎スケジュールを整理している
- 希望の収入上限(103万円・130万円など)を理解している
- 通勤時間や在宅希望など、場所の条件が明確になっている
- 自分にとっての「働きやすさ」の定義(柔軟なシフト、人間関係、服装など)を整理している
- 自分ができること・やりたいことを簡単に言語化できる
これらを事前に整理しておくことで、エージェントとの面談や求人検索がスムーズになり、
「自分に合った仕事かどうか」を判断する際の助けにもなります。
忙しい日常の中でも、少しだけ立ち止まって紙に書き出してみると、思考が整理されて前向きになれますよ。



私の場合、『通勤時間は片道15分以内』と決めていたことで、選ぶ仕事が明確になりました。
この一行を決めていたおかげで、無理なく続けられる働き方に出会えた気がします。
まとめ|迷ったら書いてみて誰かに見せてみる
ここまで、扶養内で働きたいママが仕事を探すうえでの悩みと、その解決法についてお伝えしてきました。
特に履歴書や職務経歴書は、最初の一歩を踏み出すためにとても大切なツールです。
とはいえ、「完璧じゃないから出せない」と悩みすぎる必要はありません。
大切なのは、『今の自分ができる範囲で、伝えられることを整理する』こと。
書き始めてみると、「意外と書けることがあるんだな」と気づく方も多いです。
それでも迷ったら、信頼できる誰かに見てもらうのがおすすめ。
自分ひとりでは見えなかった“良さ”や“魅力”を発見してもらえるかもしれません。
少しでも「働きたい」という気持ちがあるなら、その想いを形にすることから始めてみましょう。
小さな行動の積み重ねが、未来の働き方につながります。

